『Re:ゼロから始める異世界生活』Tシャツ&スラックス&ボーダーカットソーについて

Re:ゼロから始める異世界生活update: 2018.09.30

 

今回は『Re:ゼロから始める異世界生活』アイテムをいくつか紹介します。

 

上品な表情になるフレンチカジュアルの代表格「バスクシャツ」

 


CONNECT:ED「Re:ゼロから始める異世界生活」ドッキングボーダーカットソー
SYMBOLIC  BORDER  CUTSEW

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エミリア(グレー×ホワイト)とレム(水色×ホワイト)のカラーをイメージしたボーダーカットソー。
フレンチカジュアルの定番であるバスクシャツをベースに異なる色の組み合わせをドッキングさせて制作しました。

 

「バスクシャツ」とはいわば長袖のTシャツなのですが、一般的な長袖のTシャツと比べると幅があるのが特徴です。そのためバスクシャツは「インナーにシャツを仕込む”ニットライク”な着こなし」が出来るのが特徴です。

 

こんな感じですね。身幅がある分シャツを入れてもさほどゴワつきがなく、自然に重ね着ができます(普通の長袖Tシャツでこの着こなしをすると幅の狭さでどうしてもシャツのゴワゴワ感が出すぎてしまう)。そのため春から冬にかけて長く使えます。ココシャネルの普段着は常にバスクシャツだったそうですし、稀代の天才デザイナーであるジャンポールゴルチエもプライベートではバスクシャツを好んでいます。

リラックスした印象のボーダー柄ながら、シャツを中に入れたやや大人っぽいニットライクな着こなしができる、このハイブリッド感に魅力があるのでしょう。

 

今回はシンプルになりすぎないように、かつ派手になりすぎないように色の組み合わせを慎重に考えながらドッキングデザインにしました。

 

はき心地は部屋着でも、見た目は大人なスラックス

 


CONNECT:ED「Re:ゼロから始める異世界生活」ナツキ・スバル パンツ
TRACK PANTS”NATSUKI SUBARU”

 

 

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こちらは主人公ナツキ・スバルが着用しているジャージパンツをモチーフにしたパンツ。本編で着用しているものはおそらくジャージパンツだと思いますが、「オレンジラインの入ったジャージパンツ」では現実世界ではどうしても部屋着の様に見えてしまうでしょう。そこでスラックス素材にし、ツヤ感を加えることで外着・おしゃれ着として成立するラインパンツを目指しました。

 

ウエストを始めシルエットはリラックス感のあるもので、お腹が出ているような体型でも全く問題なく着用できます。
もちろんただドカンのように太いシルエットでは野暮ったくなってしまうので「裾に向けて細くなるテーパードシルエット」としました。

 

ウエストはゆるいけど裾に向けて細くなる「テーパードシルエット」。最近巷でよく見かけるシルエットですがここにはきちんと意味があります。

パンツにおける「シルエットの良し悪し」とは一体どこで決まるでしょうか??
それは「裾まわり」の影響が非常に大きいです。

例えば・・・
スキニー
ブーツカット
ストレート
テーパード

これらは全てパンツのシルエットの種類を表す言葉ですが、実はこれらは「膝から裾にかけての形」で名前が変わります。

 

スキニー=膝から裾にかけて極端に細いもの
ブーツカット=膝から裾にかけて広がったもの
ストレート=膝から裾にかけて真っ直ぐに落ちたもの
テーパード=膝から裾にかけてやや細いもの

 

単語の意味としてはこうなります。
つまりどれもウエストから膝にかけてはシルエットに関係ない。それほど「裾」の影響力は大きいんです。
スキニーやテーパードが細くスッキリ見えるのは「裾が細い」から。今回のパンツもこの視覚効果を踏襲し、ウエストからモモにかけてはゆったりですが、裾だけ細くしました。

着心地は部屋着のように楽チンだけど、見た目は細身のスラックス。かなり細かく考えて設計をしています。

 

胸上の目立つ位置に立体感ある刺繍を入れる

 


CONNECT:ED「Re:ゼロから始める異世界生活」Tシャツ
“Re:” EMBROIDERY T-SHIRT

 

 

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作品の象徴である繰り返しを表す「Re:」をデザインにいれたTシャツです。
こちらはシンプルなデザインだけに少し表情をつけるべく刺繍を採用しました。

 

皆さんは人と会う時に相手のどこを見るでしょうか?
おそらくほとんどの人は「顔周り」であるはずです。

顔周りは印象の要であり視線が集まる部分、特に胸上から首回りにかけてはトップスの中でも際立って目立つもの。
その証拠にユニクロでシャツのカテゴリを開いてみてください。

同じようなシャツなのに「ワイドカラー」「ボタンダウンカラー」「レギュラーカラー」「ノーカラー」いくつものバリエーションが並んでいます。「カラー」とは「襟」のこと。つまりデザインは同じなのに襟だけ違うものが多数ラインナップされているのですね。それはつまりそれだけ「襟の重要度が高い」ということ。襟一つで印象が違う、だから需要も多様化しているワケ。

 

「Re:」のロゴを入れたのは意図的に胸上にしています。こうすることで無地とはまた違う表情を生み、また立体的な刺繍がきちんとアクセントとして機能するのです。

このアイテム個人的にも大変気に入っています。Tシャツのボディ自体もゼロから制作したもので「ありものボディ」ではありません。是非手にとって違いを体感してみてください。一般的な「作品グッズ」とは全く違う感動があるはずですから。

 

 

 
 

©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活製作委員会